VWの新型車であるup!を試乗しました。サイズ的には現行poloよりふた回り程小さく、かつてのlupoとほぼ同じ（ほんの僅かだけ大きい）サイズになります。
このup!ですが注目度は高いようで、私が訪れた時はお客が頻繁に見に来ていましたが、待ち時間15分程度で試乗の順番が回って来ました。
試乗車は白のmove up!という5ドアの中間グレードで、一番量販されるであろうモデルです。
早速いつもの試乗コースへと出発します。フィアットのデュアロジックに乗っている者としては、5速のASGと呼ばれるシングルクラッチミッションが気になります。
up!は1,0ℓの3気筒ガソリンエンジンで、ターボ等の過給器は搭載していません。まずエンジンの静粛性ですが十分静かであり、バランサーシャフトが無いにもかかわらず、振動も良く抑えられていて、75psという最高出力も短時間の試乗では必要十分なものでした。また注目のASGですが、デュアロジックと比べると相当出来が良いと感じました。
デュアロジックだとこちらが思うように変速してくれず、イライラする事がありますが、up!だとかなりストレスフリーです。乗っていて感じるこの精密さ、まさにソツがないVWそのものといった所です。この車に対する様々な評価はあるでしょうが、これは売れるだろうなぁ、というのが率直な感想です。
今回はデュアロジックとASGを比べるのが目的でしたが、ASGはオートモードに入れっ放しでもさほど不満が出ないでしょうけど、やはりデュアロジックはマニュアルモードで乗るべきだと感じました。
フィアット500ツインエアとVWup!は外寸が近いですが、ツインエアエンジンは振動も音も大きいですし、デュアロジックの変速も癖があるので、特に日本では一般受けはしないでしょう。500ツインエアに限って言えば、エンジンとデザインに惚れれば買いですが、実用性や洗練さではup!の圧勝かと思います。
ただ、up!は実用車としての実力は高いでしょうが、私はかつてのlupoのようなデザインの魅力を感じませんでしたし、趣味の車にはなり得ないな、と思いました。しかし今後所有車を1台にしなければならなくなったなら、この車を選ぶ事もあるかもしれません。
こんにちは～お久しぶりです。
返信削除up!カッコカワイイ車ですね。
我が家のルポが来年の７月に車検なので、
その時に買換えを狙ってまして、今どの車にしようかじっくり検討中です。
その際、クルーズコントロール付きの車に拘りたいなと思っているのですが、
なぜか高級車もしくは、上級グレードの車にしか設定が無いのが悩みどころです。
長距離などでの定速走行は低燃費に少なからず貢献すると思うので、
安い車にも積極的に付けて欲しい装備の一つなんですけどね。
とか言って、少しでも楽に運転したいだけなんですけどね。
VWだとゴルフのhighlineに設定があるようですが、いかんせん予算が…
ここは無難にスイフトのxsかなと思っていたところ、
high up!にその設定があると聞いて色めき立っているところです。
ただup!を買って間もないうちに、1.0ℓのTSIエンジンを積んだ新グレードなどが出たらかなりショックなので、
しばらくは様子見といったところです。
カールJPさん、こんばんは。
削除up!ですが、是非試乗される事をお勧め致します。
VWのボトムレンジの車種ではありますが、乗ればVWの味がしっかり受け継がれていると感じました。
しかしながら、やはりASGはMTベースのミッションですので、トルコンATやCVTと同じ感覚で運転していると、変速時のクラッチが切れた時にリズムが合わないと感じるかと思います。
元々が3ペダルのMT車で、日本市場向けのASGでしょうから、変速時にアクセルを抜くなど、MTに近い運転をした方が上手く運転出来るかと思います。私は特に1速〜2速でのシフトアップ時にタイミングが合わないと、つんのめるような感じになりました。
しかしhigh up!は装備も充実しており、カールJPさんが希望されてるクルーズコントロールも装備されています。国産車と違ってエンジンやボディ等にコストはかかっていると思いますが、一部装備面で割り切っている部分もあるようです（リアドアのウインドウがチルト式だったり）。
また、乗り出し価格もなんだかんだで200万円越えになるかと思いますので、やはりサイズだけ見ると高価な車だと思います。
VWはモデルイヤー毎に細かい改良もありますので、仰る通りルポの車検まで様子見されるのに同感です。