ツインエア試乗

日本で発売されてから1年以上も経過していて今更感もありますが、FIAT500ツインエアの試乗をしてきました。あれだけ欲しがっていたにもかかわらず、結局VWクロスポロを選んだ事もあり試乗する機会を逃しておりました。

ショールームには3台の500が展示されており、内1台は限定の青い500Cでした。試乗車は残念ながら私の好きな青い500ではなく、黒い500ツインエアPOPが用意されていました。黒いボディーカラーだとインパネも黒くなり、ダッシュボード全体が黒くなってしまうのは残念な所です。

早速試乗をする事となりエンジンを始動です。確かにそれなりの振動はありますが、他の試乗記等で言われている程ではないように感じました。少なくともステアリングにブルブルと振動が伝わるような事は無かったと思います。また、あまり良い評価を聞く事の無いデュアロジックも、確かにシフト時に（特に1速〜2速だったはず）パワーが抜けて揺すられる感じはありましたが、試乗中はあまり気になりませんでした。アイドリングストップ付の車は初体験でしたが、赤信号に引っかかって停車する時は違和感無く自然にエンジンが停止します。しかし再始動時はワンテンポ遅れる感じで、アクセルを踏み込むのを少し待つような操作が必要だったので、私ならアイドルストップはキャンセルするかもしれません。いずれにしろ、今回の試乗はディーラーの近所をぐるっと一周した程度で、運転中はセールス氏とずっと話しをしていた事もあり、あまり当てにならないインプレッションとなってしまいました。

キーシリンダーが右上にズレている。

こちらは左下にズレている。

上の写真2点は展示車のキーシリンダー部分ですが、コラムカバーとのチリ合わせがそれぞれ逆にズレているのがお分かり頂けるかと思います。やはり細かい部分の組み立て精度はイマイチなのかもしれません。

一応見積もりも出してもらいましたが、相変わらず500は値引きがあまり期待出来ません。どうやらインポーターからの卸値が高いのも原因のようですが、それでも1年前のように値引きゼロでは無いようです。機械的な完成度で言えばポロの圧勝だと思いますが、このデザインが好きなら買って後悔する事は無いでしょう。今回の試乗で特に良いと思ったのはシートの造りで、座面に張りがあってポロより沈み込む感じが少なく、長距離でも疲れなさそうです。

これでミラーが電動格納式だったら最高なんだけれどなー。