冬を越えて

4月に入ってからも札幌は寒くて天気の悪い日が続き、今年は春の到来が遅くてウンザリしていましたが、ここに来てようやく春らしくなってきました。

札幌も公式に積雪がゼロになり、もう大丈夫だろうということで金曜日の夜にタイヤ交換を行いました。

本日ディーラーにて空気圧チェックを実施。
洗車もして頂き感謝。

6Rクロスポロで初めて冬を越しましたが、私は札幌市内だけしか走行しなかったので、全く問題はありませんでしたが、いくつか気になる点もありました。

◇車載ジャッキが無い。

　去年の冬にスタッドレスに交換する時に気付きましたが、車載ジャッキが無く応急パンク修理材と簡易電動ポンプが搭載されています。パンクの頻度を考えると場所を取り重量もあるテンパータイヤを省くのは理解出来ますが、年に2回はタイヤ交換しなければならないので、車載ジャッキが無いのはちょっと不便です。実は手持ちのカヤバ製油圧ジャッキがあるので、それを使ってタイヤ交換しましたが、剛性確保の為か車両側のジャッキポイントがL字型に折り返されており、ジャッキの凹部分に入り切らなくて困りました（ゴムのパッドを使用しなんとか交換）。今後はお金を払ってディーラーに依頼するか、ゴルフ用の車載ジャッキを購入するか検討中です。

◇暖房の効きが悪い。

　旭川のような酷寒エリアから比べればマシとは言え、札幌も真冬には−10℃を下回る事もあり、そのような時に温度を最高まで上げても車内が暖まるまでかなり時間を要するのには参りました。これは燃費性能にも優れた1.2TSIエンジンの発熱量が少ないからでしょうか。会社から自宅までは20分程度ですが、寒い日は自宅に着く頃になってもほとんど温まらず、寒さに震えながら運転しなければならないのは辛いです。

◇車が左に流れる。

　冬の運転で緊張するのは、雪がどっさり積もった時よりも、薄く積もった雪が夜になってブラックアイスバーンになった時です。この状態は氷の上を走行しているようなものなので、ちょっとパワーをかけると車があらぬ方向に流されてしまいます。このような条件下において、信号からの発進時などで必ずと言って良いほど左に流されてしまい、頻繁に右にカウンターを当てている状態でした。車のアライメント等に問題があるのか、それとも路面の傾斜の問題なのか定かではありませんが、少し気になるところです。また、ブラックアイスバーンの時はちょっとした坂道でも上れるか不安になる事があり、立ち往生する事は無かったものの、やはり4MOTIONが欲しいと思ったのは事実です。

◇雪が入ってくる。

　雪が降っている中を走行後、自宅駐車場に戻り車のドアを開けた時などに、ルーフに積もった雪が滑り落ちて来る事がありました。ドアを開けたと同時に落ちてくれば自分の右ももの辺りに、降りた後でもドアを閉めるまでの間にシートに落ちて濡れてしまう場合があるのは困りものです。

◇アイドリングストップよりパドルシフト。

　つい先日ポロにもアイドリングストップとブレーキ回生システムを装備したモデルが発売されましたが、冬の運転でエンジンブレーキを使う機会が多い事もあり、できればパドルシフトをオプション設定して欲しいです。ポロGTIには装備されていますが、スポーツ系モデルでない標準モデルでもメリットは多いと感じます。

細かい不満点を述べてみましたが、不安だった冬を無事に乗り越えた事もあり、とりあえず一安心と言ったところです。